日本各地の個性的な物件を紹介してきた人気YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』。チャンネル登録者数は75万人を超え、独特の語り口と丁寧な物件紹介でファンを増やしている。今回は、温泉街に突如現れた“オールブラックの要塞”でLDK設計の「ガレージハウス in 箱根湯本」について話を聞いた 。(全5本の4本目/続きを読む

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――箱根というロケーションにガレージハウス、そこが意外でした。

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ゆっくり不動産(以下、ゆっくり) そうなんですよね。温泉地=旅館のイメージが強いですが、ここは暮らすための温泉地という感じで。しかもガレージ付きです。箱根スカイラインなどドライブスポットも多く、モーターフリークには理想的な場所だと思いました。

温泉地にあるガレージハウス (YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』より)

ツーリング帰りでもすぐリセットできる

――外観はどんな印象でした?

ゆっくり まさに“飛行機の格納庫”です。黒一色の外壁に、滑走路のようなアスファルト。洗車スペースや屋外駐車場まで完備していて、車好きのために作られた設計だとすぐに分かりました。実際に止まっていたフェラーリとイタリアのバイクが絵になっていました。ガレージの黒と赤のコントラストが最高に映えていましたね。

(YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』より)

――1階のガレージは“住む”以上に“楽しむ”空間のようですね。

ゆっくり そうです。実際に住んでいる方のお部屋を見させていただいたんですが、エアコン完備で工具棚、フェラーリの特大プレート、ヘルメットやミニカーのコレクションまで、車好きにはたまらないですね。ガレージから直結する扉を開けると水回り。洗濯機、洗面、トイレ、さらに浴室まで整備されていて、ツーリング帰りでもすぐリセットできる。乗り物のための住宅ですね。

(YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』より)

――2階のリビング・キッチンも印象的でした。

ゆっくり ブラックの螺旋階段を上がると、天井まで黒で統一された部屋が広がっていました。キッチンは小ぶりで、冷蔵庫には住人さんの遊び心でフォルクスワーゲンのエンブレムが貼られていて、「車と暮らす」世界観が生活の隅々に浸透していましたね。

(YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』より)

――そして、恒例のロフトもありましたね。

ゆっくり はい。はしごまでブラックという徹底ぶり。天井のカーブがそのままデザインになっていて、反響音まで計算されているような空間でした。作業部屋やオーディオルームにもできそうで、まさに“大人の隠れ家”。このロフトを体験したら、普通の物件じゃ物足りなくなりそうです。

ロフト部分 (YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』より)

――最後に、この物件が示す新しい暮らし方とは?

ゆっくり 温泉地に住む、車と生きる、趣味を中心に暮らすという価値観を肯定してくれる住宅です。ツーリングの後はガレージで愛車を眺め、夜は温泉に浸かる。そんな究極の休日が日常になる暮らし。これ以上のリア充はないと思いますね。

次の記事に続く 《約81㎡のメゾネット2LDK》「玄関とガレージが一体化、愛車を眺めながら仕事も…」雪国に作られた最新すぎるガレージハウスとは

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。