日本各地の個性的な物件を紹介してきた人気YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』。チャンネル登録者数は75万人を超え、独特の語り口と丁寧な物件紹介でファンを増やしている。今回は茨城県取手市にある敷地面積600坪という国内最大級のスケールを誇るガレージコミュニティ「GLBゆめみ野」について話を聞いた。(全5本の3本目/続きを読む)
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――今回の「ガレージコミュニティ」、どんな場所なんでしょうか?
ゆっくり不動産(以下、ゆっくり) これまで数々のガレージハウスを見てきましたが、ここは“ガレージの街”そのものという感じでした。車やバイクの愛好家が出会い、語り合い、時に共同でメンテナンスを行える、そんな「大人の秘密基地」のような場所です。
街の中に突如“巨大な要塞”が現れたような迫力
――まず外観の印象を教えてください。
ゆっくり 黒一色で統一された外観が圧巻です。斜め3連駐車スタイルのウェルカムモビリティから始まり、ずらりと並ぶワイドシャッター。街の景色の中に突如“巨大な要塞”が現れたような迫力がありました。特に夜になると自動センサー付き街灯が灯り、黒い外壁を優しく照らす光景が最高にクールなんです。
――内部空間はどんな構成になっていましたか?
ゆっくり 1階がガレージ、2階が居住空間という構造です。ガレージ部分はコンクリート床と鉄骨むき出しの無骨なデザイン。そこに螺旋階段が組み合わさっていて、2階はワンルーム仕様で、黒を基調にしたシックな内装と、天井の高い開放的な空間が印象的でした。はしごを登るとロフトが現れ、屋根のカーブがそのまま室内に表れているのも遊び心がありますね。
――生活空間と趣味空間のバランスが絶妙に見えます。
ゆっくり そうなんです。キッチンや水回りはあくまでコンパクトにまとめ、暮らしの動線を最小限にしていました。逆にガレージやロフトなど“遊びの空間”は広く、自由に使える。趣味を中心に暮らせる物件でした。
――この「ガレージコミュニティ」というコンセプト、オーナーさんの思いも感じますね。
ゆっくり オーナーさん自身も車とバイクを愛する方なので、入居者同士が自然に交流し、新しいアイデアやコラボレーションが生まれていく“車好きのためのコミュニティ拠点”を目指しているとのことでした。
――最後に、この物件を通して感じたことは?
ゆっくり 趣味を中心とした家ってなかなかないですよね。その自由さとロマンに心を打たれました。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。



