日本各地の個性的な物件を紹介してきた人気YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』。チャンネル登録者数は75万人を超え、独特の語り口と丁寧な物件紹介でファンを増やしている。今回は北海道・函館市にある「北国でもガレージハウスを快適に」というテーマの最新ガレージ物件について話を聞いた。(全5本の5本目/最初から読む

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――まず外観の印象からお聞かせください。

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ゆっくり不動産(以下、ゆっくり) ブラックを基調とした外壁に自然由来の素材を使った優しい外観。完成後はアプローチ部分がアスファルト舗装される予定で、より一層“要塞感”が増すそうです。マットブラックのデザインに、雪よけの屋根。北国の暮らしに即した機能美が見事でしたね。

(YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』より)

ポルシェでもフェラーリでも似合う空間

――ガレージハウスとしての構造はいかがでしたか?

ゆっくり 玄関とガレージが一体化していて、室内から愛車を眺められる構造になっています。約81㎡の2LDKで、ポルシェでもフェラーリでも似合う空間。シャッターを開けた瞬間の光景が最高なんですよ。

 雪国でも車の雪下ろしが不要になり、吹雪の中でも快適に乗り降りできる。まさに“暮らしと車の両立”を実現した構造です。

(YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』より)

――寒冷地特有の工夫も多いと伺いました。

ゆっくり はい。暖房は各部屋にパネルヒーターを設置。ボイラーも屋内にあり、雪で埋もれる心配がないんです。構造体は通常より厚い4mmの鉄骨を採用し、断熱は外断熱方式。さらに寒冷地仕様の配管で凍結を防いでいます。外観はクールでも中身は実用性の塊。こだわりが詰まっています。

ボイラーも完備 (YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』より)

――2階の居住スペースも印象的でした。

ゆっくり 螺旋階段を上ると一変してナチュラルな空間が広がります。天井の鉄骨はブラックで引き締め、床は明るい木材。窓の外には函館の四季が広がっていて、冬でも自然光がしっかり入る。キッチンは薄型IHでコンパクトながらスタイリッシュ。水回りも白とグレーのトーンで統一され、北国らしい温かみがありました。

(YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』より)

――2部屋目はメゾネットタイプとのことでしたね。

ゆっくり 約83㎡のメゾネットで、1階にガレージと5畳の個室、収納スペース、2階は広いワンルーム、とキッチン、水回りがある仕様。以前はヨガスタジオとして使われていたほど開放的な空間です。ライフスタイルに合わせて間仕切りを追加できるのも特徴で、“ガレージで暮らす”を柔軟に実現できる設計になっています。

ガレージの横に部屋が…! (YouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』より)

――最後に、この函館物件が持つ意味をどう感じましたか?

ゆっくり 雪国でも、こんなにかっこいいガレージハウスが成立するという証明になったと思います。

 車を「収納する」から「暮らしの一部にする」へ。物件全国制覇企画の途中ですが、この北国仕様は特に印象に残りましたね。

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