談志と鶴瓶が映えた「タイタンシネマライブ」
来年2月、タイタンライブは30周年を迎える。
「タイタンライブだけで30年を続けるのは難しかった」と太田氏は率直に語る。その転機となったのが、映画館で同時上映する「タイタンシネマライブ」の開始だった。
「昔は日本人って映画館では静かに観るものって思ってたでしょ。でも、笑っていい作品ではちゃんと笑っていいんだっていう空気ができたのは大きいですね」と言う太田氏。
映画館の大スクリーンでは芸人の力量がより明確に伝わるという。
「特に落語家さんは映えるんですよ。談志さんは圧倒的だったし、鶴瓶さんが出たときなんて、観客みんな泣いてました」
「最近はAIを使ってね、太田と私がキスを…」
番組の最後、太田氏が明かしたのは夫・太田光氏との夫婦生活への思いだった。
「やっぱり何か、夫婦の思い出を作らないと死んでも死にきれないじゃないですか。旅行に行きたいとはずっと言ってるけど。最近はAIを使ってね、太田(光)と私がキスをしてる映像なんか作ってるんです。
夜、隣で寝てるところで『これが私の記憶、これが私の!』って思って動画を見るんですよ。記憶の塗り替えをしてます」と笑った。
「舞台を作るまでが私の仕事」
30年続くタイタンライブの今後について、太田氏は具体的な構想を持ちながらも「今はまだ言わない方がいいですね」と笑みを浮かべた。
「舞台を作るまでが私の仕事」という言葉どおり、次の時代へ向けた準備はすでに始まっている。

