タイタン代表取締役社長の太田光代氏が、著書『社長問題! 私のお笑い繁盛記』(文藝春秋)を執筆した1年間に起きたトラブルと、その対処法、芸人たちや自身の未来への展望を語った。(全2回の2回目/最初から読む)
(初出:「文藝春秋PLUS」2025年10月8日配信)
【タイタン・太田光代が語る「これからの芸人のあり方」】予言されていたウエストランド・河本のトラブル|事務所でのコンプラ研修は「生活指導」の一環|時代とともに変化するタイタンライブ【石戸諭】
かつては自身がスロットで稼いでいた経験も
2024年、所属芸人によるタクシー運転手とのトラブルなどで、タイタンは揺れた。
社長として太田氏は、社内にコンプライアンス研修を導入するなど、再発防止のための体制づくりに奔走した。
ギャンブルについて問われると、太田氏は現実的な視点を示した。
自身も売れない時代にスロットで生活費を稼いでいたと明かし、「攻略本なんてなかったから、出目を自分で研究したりしてました」と笑う。
「楽しみ方をちゃんと身につけて、自分の裁量でやるかどうかが大事。はまってしまう人はやらない方がいい」と語った。
競馬好きで知られる爆笑問題・田中裕二氏が、馬券の購入ミスから180万円を獲得した件については、「あれは合法ですから」と笑い飛ばした。
