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本当に腐った食べ物を置いていた
長澤 そうなんですよ! あれ、本当に汚くて。
阿川 絵が売れて稼いでたでしょうに、長屋ではなく、もっといい家に住んでもよかったんじゃないかと思うんだけど。
長澤 北斎って、家を使い捨てにしていたらしいです。もう汚すだけ汚して、物が増えに増えたら、「じゃあ引っ越すか」って100回近く引っ越しを繰り返した人だったそうで。
阿川 へえ〜っ!
長澤 だから北斎の部屋の汚さを再現するために、本当に腐った食べ物とかを置いているので、ものすごい異臭が半端ない現場だったんです。
阿川 映画じゃ匂いまで伝わらないだろうに……(笑)。
長澤 「ここまでする人いるんだ」ってくらい美術さんがこだわっていらして。でも、臭すぎてそこにいたくないという(笑)。
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10月16日(木)発売の「週刊文春」および「週刊文春 電子版」では、『おーい、応為』撮影現場の秘話のほか、CM撮影で意外に大変だったこと、そして長澤さんが「ひっそりやりたい」ことなどについて明かしたインタビューの全文を掲載している。

