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「オレは離婚ぐらいでは不幸にならんのよ」
そして、その勢いのまま、本番に突入。番組の共演者も、さんまならば離婚も笑いに変えてくれるとふみ、もちろん相当強烈なツッコミが入る。
「離婚だって? いいねぇ、羨ましい限り。でもいろいろ大変だろ?」
「オレは離婚ぐらいでは不幸にならんのよ」
「でもその顔はかなり憔悴してるよ。そのうち胃に穴があきそうだな。もうすぐ血を吐くよ、吐血だよ」
「やめんか! オレは胃に穴どころやないねん。目黒の八雲に建てた家の借金を返すまで喉から血を出しながら死ぬまで喋らんとあかんのやで!!」
その後は、自らの離婚をネタにドカンドカンと笑いをとる。その後、独身に戻ったさんまの人気はさらに上昇することになった。「自分イジリ」はやるものの、それは決して「自虐」ではない。自らの不幸や苦難をネタにしながらそれを逆手に取り、あくまで常に「前向き」で「カラッとして明るい」のがさんまなのである。
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