11月1日のブルージェイズ戦で9回から登板し、胴上げ投手となった山本由伸(27)。ワールドシリーズMVPに輝いた右腕は、同じ肩の痛みにより戦線離脱したメジャー1年目の佐々木朗希(24)へアドバイスを送っていた。リハビリ中だった佐々木のインタビューより、山本との交流秘話を抜粋してお届けする。(初出:「週刊文春 電子版」2025年7月23日配信。年齢、肩書は当時のまま)

日本時代からパ・リーグの投手として交流のあった2人 ©時事通信社

 佐々木は5月9日(現地時間、以下同)のダイヤモンドバックス戦に登板後、右肩の痛みを訴えた。医師の診断結果は「インピンジメント症候群」。インピンジメント(衝突)症候群は肩を動かす際に、骨や筋肉、腱などがぶつかり合い、挟み込まれることで痛みが生じるというもの。野球だけでなく、テニスや水泳の選手でもよく見られる。7月11日にはブルペンに入るなど、復帰への道筋が見えてきたこともあり、7月16日にインタビューが行われた。

佐々木朗希投手(2025年2月撮影)©鈴木七絵/文藝春秋

由伸さんも昨年、肩痛で離脱したことがあったので、いろいろ話はしました。

――ロバーツ監督は、コーチが「朗希の身体が大きくなった」と喜んでいたことを明かしましたが、実際に筋肉量が増えた?

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「周りからはよく言われますね。ノースローの間にトレーニングを重ねてきたので。下半身は以前から筋トレをしていたのですが、負荷を上げました。上半身はしなやかさを保つためにあまり筋トレをやってこなかったのですが、少しずつ始めています」

――ほかの選手からのアドバイスは?

「(山本)由伸さんも昨年、肩痛で離脱したことがあったので、いろいろ話はしました。といっても治療方法などではなく、試合に出ている選手とスケジュールや動き方が違うので、その辺のアドバイスがメインです。ホームゲームはベンチでずっと試合を見ているので、他の選手からもよく声をかけてもらっています」

 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、このインタビューの全文のほか、今季計7回にわたる独占インタビューの全文も配信している。

「サイ・ヤングへの道」過去記事は、以下の通り「週刊文春 電子版」で配信中。

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