医師から「もう長くは持たない」と…

小島 叔父には申し訳なかったのですが、介護施設に入居してもらうことになりました。父は一人暮らしをして、週3回ほどヘルパーさんに来ていただきました。

 父は心臓や肺に水が溜まりやすく、呼吸困難になって何度も救急車のお世話になり、「今夜が峠です」と何度も言われた気がします。

 また、父は競艇などのギャンブルが好きで、年金が入るとすぐ使い果たすので困りました。昔は母がやり繰りしてくれていたのですが、私が管理すると言うと「嫌だ、自分でできる」と拒否されてしまって。結局好きに使ってしまい、「電気代が払えない」ということが度々でした。そういう時は心を鬼にして、「一旦立て替えるけど、年金が入ったら返してね」と厳しく言うようにしていました。父は貯蓄もなかったので医療費も大変でしたね。

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 私が顔を噛まれた時、父は入院しており、医師からもう長くは持たないと言われていました。

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