それまであった切開法や埋没法では腫れやすく、術後1週間以上も化粧ができない弊害もあった。そんな手術をしながら研究を重ねた結果、生み出した方法がクイック式二重術。

 瞼の裏にある瞼板という軟骨みたいなものに手を加えて、細いナイロン糸で瞼板と瞼の皮膚に癒着を起こさせるというもの。これなら腫れもなくなり、その日のうちにシャワーも浴びられて顔も洗える。これも大ヒットしましたね。

移動のためにヘリポートまで設置

 包茎手術やクイック式二重術が当たって、高須クリニックは全国に拡大。北海道から九州まで13ヵ所に拠点が増えたので、移動が大変だった。

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 高須病院のある一色町って陸の孤島で、電車もなければバスもない。昔は名鉄のバスがあったけど、今ではほぼなくなっています。周りは養鰻場なんかもあって、土地は広いの。

(画像:高須クリニックYouTubeチャンネルより)

 そこで、何の移動手段が便利だろう? と考えてヘリポートを作ることにした。

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