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臀部と両足の肉はほとんど食い尽くされ…
そして、着物が引っかかっていたイバラからさらに600mほど先の林の中の笹藪で、捜索隊は愕然とする光景に直面した。Bの遺体が発見されたのだが、臀部と両足の肉はほとんど食い尽くされ、周囲には内臓が飛び散り、全身には無数の爪痕が残されていた。無残極まりない姿だった。
事件後、少女を襲ったヒグマの捜索が続けられたものの、ついに捕獲されることはなかった。この悲劇は「下富良野少女ヒグマ襲撃事件」として、当時の新聞『北海タイムス』でも報じられた。
北海道の雄大な自然は、時に人間にとって厳しい顔を見せる。この事件は、ヒグマと人間の共存の難しさを物語る歴史的な一例として、今日も私たちに教訓を与えている。
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