前橋市内のホールで11月14日と15日に開かれた小川晶・前橋市長(42)による「公開対話集会」。「週刊文春」でもその様子を報じたが、約200人ずつの市民が彼女の“ラブホテル密会”について議論を繰り広げる異様な集会だった。

 だが、この集会には更なる“裏側”が――。

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 10回を超える市役所職員とのラブホテル利用について小川市長は認めているが、男女関係は否定し、続投意向を再三表明している。この集会でも小川市長は「本当に恥ずかしい」などと反省を語る一方、「ラブホテルは相談をするための場所だった」との趣旨で従来の説明を繰り返した。一時は参加者同士の怒号も飛び交うなど会場は騒然となった。

前橋市の小川市長 ©︎時事通信社

 注目されたのは集会の内容だけではない。「まえばしラジオ」の愛称で知られる地元のコミュニティラジオ局「まえばしCITYエフエム」(前橋市)が主催したことも議論の的になっているのだ。同局は、集会の内容を2日間にわたって生放送。会場費など約30万円の開催費用は同局側が負担したという。

 公共の電波を使うラジオ局だけに、疑念を向ける報道もあった。共同通信は15日に〈前橋市長、生番組で2日連続釈明 異例対応のFM局、公正性に疑問〉と題した記事を配信している。

「記事では、同社と市の関係性について『FM局と市に資本関係はないものの、局は市管理の施設に所在。市は2024年度、行政の情報番組を含む業務委託などで計1523万円超を支出する』と指摘。『局が不祥事を抱えた政治家に利用されたとも受け取られかねない』などとしています」(全国紙記者)

対話集会が行われた会場 ©文藝春秋

 報道を受けて「公正な場だったのか」などの声も噴出している。

 そんな中、今回、新たな事実が分かった。主催したラジオ局の代表取締役である亦野(またの)高裕社長が、実は小川市長の旧知の“支援者”だったことが「週刊文春」の取材で判明したのだ。

 市政関係者が明かす。

「FM局には代表取締役会長と、代表取締役社長がいますが、後者の亦野社長は、小川市長が20代の頃からの旧知の仲。過去には金銭的に支援したこともあると聞いています」

 二人はどのような関係だったのか。亦野社長を「週刊文春」が直撃すると、「彼女が弁護士時代からの知り合いで、青年会議所(JC)の先輩と後輩だった」「市長選出馬の際に献金をした」などと認めた。二人の関係の詳細、そして集会を主催した経緯とは――。

「週刊文春 電子版」では社長による献金の告白、集会を引き受けた理由、そして社長が小川市長に提案した驚きの内容などを詳しく報じている。

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