「前よりも視聴者にウケることが増えてきている」大喜利でブレイクした現在の状況
――大喜利でのブレイクで個人として注目度が上がっています。ご自身でも感じますか。
新居 「新居歩美」とエゴサすると、アイドルファンじゃない方も私のことを好きだと言ってくれていたりして。以前は大喜利をしても「私なんかが」という謙遜もありましたけど、最近は大喜利の照準が合ってきて、前よりも視聴者にウケることが増えてきています。
――これは芸人の方もそうなのかもしれないんですけど、観客や視聴者にウケる回答と自分が面白いと思う回答にずれがあることってあるんじゃないですか。
新居 以前は少し迷子になったりもしましたが、今は大丈夫です。この間、ラジオに芸人さんをお呼びした時にその話になったんですが、そこは自分の本当に面白いと思う回答とは変わってもいいし、それでも面白い人は見抜いてくれるので。今は「きっとこういう回答の方がウケるだろうな」って思う瞬間が増えました。
アイドル活動中に「MCでボケると思った」と言われることもあるが…
――求められてるものとのズレって、アイドルでもありませんか?
新居 アイドルでもあります。前までは偶像を見せるのがアイドルであって、素を見せるのはどうだろうと思っていたんです。でもバラエティー方面での活動が増えたことで「素を見せてほしい」という声も大きくなっていて。
ただ、ステージ上では偶像であることに誇りがあるから、バラエティー的なものを持ち込まないようにしてはいるんですけど「MCでボケると思った」と言われたりして。
ドマレコは私の所有物ではないし、私個人の活動に合わせることはないのでバラエティーに寄せることは絶対ないんですけど。今は個人の活動で知ってくれた人を、どうやってドマレコに受け入れるか、一生懸命頑張っています。
ありがたいことに「ギャップ」というすごく良い言葉があって。大喜利している時の私と、ザ・アイドルの時の私のギャップを、現場まで足を運ぶ愛と勇気を持ってくれるファンの方に好きになってもらっています。
他のアイドルさんと比べて、お笑い好きという別の畑からファンを取ってこれるのは強みだと思っているので、この強みは自分が楽しめるうちはなくしたくないなって思っています。

