放火の疑いで逮捕された“3人の男”

 11月12日、北海道警が3人の男を非現住建造物等放火の容疑で逮捕した。

 社会部記者が解説する。

「容疑は22年8月26日の未明、北海道紋別市のビルと倉庫に火を付け、一部を焼損させたというもの。出火当時、ビルは内装工事中で人はいませんでしたが、警察は保険金目的の放火の疑いで捜査を進めています」

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 逮捕されたのは、いずれも住所不定・無職の稲葉寛容疑者(57)と深町優将容疑者(54)。そして北海道旭川市の自称会社役員・青山篤容疑者(65)だった。

稲葉寛容疑者(卒業アルバムより)

 実は、この3人のうち稲葉と深町の2人は、今回の逮捕が初めてではない。

「2人の容疑者は青森、岐阜、岡山の3県の住宅に放火し、保険金をだまし取った詐欺などの罪で既に起訴されているのです」(同前)

岐阜で起きた火事の現場(近隣住民提供)

「あの物件には計2億円ほどの保険金が」

 紋別の物件にも多額の保険金がかけられていた。

 稲葉の知人が明かす。

「あの物件には保険会社3社で計2億円ほどの保険金がかけられており、そのうちの1社から約5000万円が稲葉側に振り込まれている」

紋別で起きた火事の現場 ©文藝春秋

 全国で放火と詐欺を繰り返してきた稲葉と深町とは、一体どんな人物なのか。

◇◇◇

 この続きでは、稲葉と深町の人物像、紋別の事件の真相や青森、岐阜、岡山と富良野での放火の関連性などを詳しく報じている。11月19日(水)正午配信の「週刊文春 電子版」および20日(木)発売の「週刊文春」では、この続きを含めた記事の全文を読むことができる。

(文中敬称略)

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