「間違いありません。すべて事実です」

 奈良県・大和西大寺駅前で安倍晋三元首相が凶弾に倒れてから3年4カ月。10月28日の初公判で、裁判官から罪状認否について問われた山上徹也被告(45)は、消え入るような声でこう述べた。

「間違いありません。すべて事実です。法律上どうなるかは弁護士に任せます」

 殺人罪を認めた山上の表情はほとんど変わることなく、裁判は淡々と進んだ。

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「生きているべきではなかった」と語った山上被告

山上の母は明朗な声色で…

 母親から1億円超の献金を受け取り、家族の人生を翻弄した統一教会への恨みが動機とされる、安倍氏銃撃事件。11月13日、第7回公判には、山上の母A子さん(73)が出廷した。

 冒頭、A子さんは明朗な声色でこう切り出した。

「安倍首相もこの場に来ておられるかもしれません。次男徹也が事件を起こしたことについて、心よりお詫び申し上げます」

《この続きでは、山上の生い立ち、山上の母が数千万円の献金を積み重ねていく経緯、妹が公判で語った証言などを詳しく報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」および11月27日(木)発売の「週刊文春」で読むことができる》

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