BHVを歩いて感じた、SHEINショックの余波

 店の外で「抗議」という形で可視化された拒否反応の他、BHV内部では高級ブランドの撤退が起こっている。

 SHEINの入居発表後、BHVを象徴するブランドであるDior(ディオール)やGuerlain(ゲラン)が相次いで撤退を表明。実際、現地で確認したフロアでは、撤退したブランドのスペースがぽっかりと空き、異様な空白を作っていた。

ディオールのテナントは、黒いパーテーションで囲われていた

 ディオールもゲランも、ただのテナントではない。フランスを象徴する看板ブランドであり、百貨店の格式そのものを体現する存在だ。明言はなされていないものの、SHEIN騒動の影響だとみられる。

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他のフロアにも撤退したブランドがちらほら

 パリ市民にとって、BHVは「生活のための店」であると同時に、「少し良いものを買いに行く場所」であり、「昔から変わらない安心」が詰まった場所だった。その生活文化の象徴から、名門ブランドが去っていく。この出来事は、外の抗議とはまったく別軸の衝撃として受け止められた。

 では、当のSHEIN店舗は、実際どのような雰囲気なのか。暴動当日、店内には何が起きていたのか。

次の記事に続く 中国発の超激安ブランド『SHEIN』が大炎上…11月にオープン「世界初の常設店」で見た“異様な光景”

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