「恋愛しなくてもいいや」開き直ってた頃に出会ったパートナー

――大学卒業後に今のパートナーの方と出会ったそうですが、恋愛に臆病になることはなかったですか。

SHIBUKI 障害を持った後も、お付き合いすることはなくて。自分には無理だろうって、はなから諦めてたんですよね。

 で、前向きになったタイミングでYouTubeをはじめた時には、もう恋愛しなくてもいいやって開き直ってたんですけど、ちょうどその頃に彼と出会ったんです。

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――彼のどんなところに惹かれた?

SHIBUKI 落ち着いてるっていうのもあり、人に対しても、動物とか生き物に対しても皆に優しくて(笑)。

 あと、私が障害を持っているからなのか女性全般に対してなのかわからないけど、めっちゃレディファーストなところですね。車に乗る時は必ずドアを開けてくれるし、椅子を引いてくれたりします。

 かといって、私の障害を重くは捉えていないというか。

交際中に妊娠が発覚

――彼は、SHIBUKIさんの障害についてどんな風に受け止めている?

SHIBUKI 付き合って最初の頃、「私が隣に歩いてて恥ずかしくないの?」って聞いたことがあるんですけど、「全然そんな風に思わない」って言ってて。

 彼は中学時代にも会ったことがある人だったから、私が障害を持ったことには驚いたらしいんですけど、すぐに見慣れてなんとも思わなくなったらしいです。

 私と付き合う前は、「障害=かわいそう」だと思ってたけど、私がめっちゃ女であることを楽しんでいる姿を見て、「かわいそうじゃないんだ」って思ったとも聞きました。

 

――交際中に妊娠がわかったそうですね。お子さんはもともと欲しかった?

SHIBUKI 子どもを持つ気がなかった、というか、勝手にできないと思ってましたし、交際すら諦めていた自分にとっては結婚も遠いものだったので、それを飛び越えて妊娠がわかった時は嬉しい反面、本当に戸惑いました。

 それで彼に、「堕ろしたい」と話したんです。

次の記事に続く 「『障害があるのになんで産んだの?』という声も…」14歳で顔面麻痺になった女性(27)が明かす、夫との出会いと双子を授かった時の苦悩

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