事件から27年後の新証言
それから24年が経過した2008年、未解決の殺人事件を扱うテレビのドキュメンタリー番組の中で、目撃証言を行ったジャスティンの母親で、シャープ家の2つ隣に住んでいたマリリン・スマートが驚きの証言を行う。4人を殺害したのは、元夫のマーティン・スマートと、当時家に下宿していたマーティンの友人で刑務所を出たばかりのジョン・ブーベードだというのだ。
彼女によれば、グレナとマーティンは一時期不倫関係にあったのだが、マーティンが暴力で支配する男だったことから、グレナはマリリンにマーティンとの離婚を強く勧めていたという(実際、2人はほどなく離婚)。4月11日、マリリンはマーティンとジョンの3人で街で酒を飲み23時頃に1人で帰宅。マーティンとジョンは4月12日の午前2時ごろに戻ってきて、薪ストーブで何かを燃やしていたという。
さらに、その後、離婚したマーティンから手紙が届き、そこに4人の命を奪ったことを示唆する内容が記されていたらしい。こうした事実は当時、警察に報告しており、警察もマーティンとジョンを重要容疑者として取り調べたものの、マーティンは手紙は自分が出したものではないと否定、ポリグラフ検査でも2人ともシロだったため、捜査線から外されたそうだ。
未解決事件に⋯
マーティンとジョンが事件に関与していた可能性は決して低くないが、確たる証拠が得られないまま、ジョンは1988年、マーティンは2000年に死亡。
事件は現在も未解決である
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