「上手に休むことで強くなれる」 3日に1日は休み、1日に11時間眠る

――ボディビルの世界では、日々の生活リズムも大切だと聞いています。1日の生活の流れを教えてください。

みさみさ 起床するのはだいたい朝7~8時で、起きたらまず7匹の猫のお世話をしてから、自宅の有酸素マシンで30~40分ほど運動。その後にポージング練習を行い、その写真をコーチに送っています。家事は夫がほとんど担当してくれているので、朝ごはんを食べたあとは自分の担当である洗濯だけを済ませます。

 午前中はメールの返信や事務作業、勉強などをしつつ、比較的ゆったりと過ごすことが多いですね。昼ごはんを食べて12時ごろにジムへ向かって、約1時間トレーニング。トレーニング後に有酸素運動やポージング練習を追加するので、ジムには2時間くらい滞在しています。夜にもう一度有酸素運動をすることも多いですね。私の場合は、このサイクルを「2日トレーニングして1日休む」というリズムで回しています。

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2日トレーニング→1日休む、というサイクルで体を鍛えている(撮影協力:メトロフレックスジム 埼玉店) ©佐藤亘/文藝春秋

――睡眠時間はどれくらいですか?

みさみさ 昼に2時間昼寝して、夜も9時間ほど眠るので、1日およそ11時間睡眠をとっています。減量末期になると空腹で眠れなかったり、コンテスト前の緊張で寝つけなくなったりする選手も多いのですが、私はそういったことが一切なくて。安定して十分な睡眠を取れることが、自分の体力や強さの大きな支えになっていると感じています。

しっかり鍛えるとともに、しっかり休むのがポイントだという(写真提供=本人)

――1日休みを挟むのもそうですし、睡眠もそうですし、体を適切に休めることが大切なんですね。

みさみさ 初心者のころは「毎日無理してでもトレーニングしないと筋肉が落ちてしまうんじゃないか」と焦っていた時期もありました。今では上手に休むことで強くなれると考えられるようになっています。

 会社勤めのころは9~23時まで仕事して、その後にジムへ行く生活だったので夜間にトレーニングする習慣がありました。でも夜にトレーニングをすると寝つきが悪いので、最近は昼から開始して、しっかり睡眠をとるようにしています。