550円なら、失敗しても納得できる……かも?

 以上のように、市販のロボット掃除機並みの機能を期待するのは筋違いというのが、実際に使ってみた結論です。普段全く手が行き届いていないところに投入して運転すれば、ホコリや髪の毛を掻き出すのに役立ってくれますが、掻き出した巨大なホコリの塊をわざわざ目立つところに放置したり、不織布に吸着できないゴミを放ったらかしにしたりと、なかなかの曲者ぶりで、やはり価格相応といった印象は否めません。

 とはいえ、市販のロボット掃除機に漠然と興味を抱いているものの、具体的にどのような機能が自分にとって必要なのかも把握しておらず、いきなり高価なモデルに手を出して玉砕するよりは、本製品のような「なんちゃって製品」で予習を済ませるのは、授業料としては安いものです。ましてや本製品は15枚もの不織布シートがついており、言い換えると15回は試せることになります。

 もしこれが5000円であれば、コスパ的にもやめたほうがいいという結論になるのですが、500円(税別)であればダメージも最小限で済みます。ダイソーの店舗によっては大量に山積みされているようですので、年末の大掃除というタイミングでロボット掃除機の経験値を上げておきたい人にお勧めします。

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