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父は超エリートだったけど⋯
僕の父親は評論家で、一時はテレビにも出ていた知る人ぞ知る人物です。父は東京の国家公務員の両親のもとに生まれ、東大を出てテレビ局に入社しました。母は地方の出身で、父が地方勤務の時代に知り合って結婚したそうです。
僕は花山家の長男として生まれ、ひとつ下に妹がいます。僕は生まれた時から身体が弱く、喘息持ちでアトピーも酷かったんです。
夏場は半袖を着たくなかったし、水着になることもできないほどでした。僕は皮膚病を理由に水泳の授業は免除されていました。別にプールに入ってはいけないことはないんです。ただ、見た目が悪いだけで……。僕はプールサイドで、いつも元気にはしゃぐ同級生たちに羨望の眼差しを送っていました。
僕が通っていた小学校は私立ですから、いじめも暴力的ではなく陰湿です。
「隆史君、先生と一緒に食べようね」
アトピー肌の僕を見ると食欲が失せるとでも苦情が出たのでしょう。アトピーが悪化した時期は、給食は僕だけ先生と食べていました。
