山田らしい、元気で大きな声を出せた
とはいえ、初挑戦となるアニメ作品のアフレコは、すべてが新鮮な体験だったという。
「山田は単独行動のシーンが多いので、ひとりで録ることが多かったです。映画『カラオケ行こ!』でもアフレコの経験がありましたが、やはりアフレコブースは僕にとって神聖な場所のように感じられて、すごく緊張しました。でもテンション上げるところは、ひとりのほうが開放されて山田らしい、元気で大きな声を出せた気がします。演じたあとに『自分の声がうるさくないかな、大丈夫かな』と心配になっちゃいましたけど(笑)」
本作は、SNSの“バズり”を通じて“本当の自分とは何か”について考えさせられる青春エンターテインメントだ。
劇中の山田と同じ高校生である齋藤は、「僕もスマホを乱暴に扱って画面を割りやすいので、向こう側に行ってしまわないか心配ですけれど」と笑いながらこう語る。
「“バズるのが恥ずかしい自分”と“バズってほしい自分”、どちらの気持ちもわかるんです。登場人物たちの悩みは、僕自身これから生きていくうえでも大切なテーマだと感じました」
本作について、齋藤は「劇場で体感してほしい」と力を込める。
「一度聴いたら忘れられない音楽、迫力のあるアクション――どれも大きなスクリーンで味わう価値があります。ぜひ劇場で体感してください!」
榎本麻美=写真
岩田友裕=スタイリング
JANE(KIND)=ヘアメイク
さいとう・じゅん 2007年、神奈川県生まれ。映画『カラオケ行こ!』『室井慎次 敗れざる者』『同 生き続ける者』(24年)といった話題作に出演、第48回日本アカデミー賞新人俳優賞、第37回日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎新人賞を受賞するなど、高い評価を受ける注目俳優。
INTRODUCTION & STORY
引っ込み思案な女子高生・前澤栞(SUZUKA)は親友・希星(伊東蒼)と撮った動画がきっかけで、スマホの中に広がる世界に飛ばされる。ウサギの姿をしたスタンプ・小森(原田泰造)の話で、この世界に閉じ込められたことを知った栞は、若き天才起業家・架神傑(寺西拓人)に「本当の自分を取り戻させてあげる」と声をかけられる。しかし、現実世界ではもうひとりの「SHIORI」が、SNSを駆使して自由奔放に振る舞い、栞と入れ替わることを狙っていた。栞はスマホからクラスメートの山田健斗(齋藤潤)に連絡し、助けを求めるが……。2025大阪・関西万博ではテーマ事業プロデューサーを務めた河森正治監督初のオリジナル長編となる、異世界青春脱出エンターテインメント。
STAFF & CAST
監督:河森正治/声の出演:SUZUKA(新しい学校のリーダーズ)、原田泰造、伊東蒼、齋藤潤、寺西拓人/2025年/日本/115分/配給:ギャガ/©「迷宮のしおり」製作委員会