食品宅配サービスを展開する企業、オイシックス・ラ・大地。2000年の創業以降、売り上げは右肩上がりに伸び、2013年には東証マザーズに上場(現在は東証プライム)。2024年の売上高は上場から12期連続増収となる2560億円、営業利益は前年比34%増の69億円と快進撃を続ける。

食品宅配サービスが人気のオイシックス(オイシックス公式サイトより)

 近年は食品にとどまらず、多角化経営に舵を切り、プロ野球球団・新潟アルビレックス・ベースボール・クラブを運営。2026年から元巨人軍の桑田真澄氏がCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)に就任することが発表され、大きな話題を呼んだ。

 破竹の勢いで成長を遂げるオイシックスだが、代表取締役社長をつとめる髙島宏平氏(52)にハラスメント疑惑が浮上している。

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 同社の社員が明かす。

「頭もキレるし、人の心を掴むのもうまい。社員面談では『〇〇さんは今こう考えているでしょ?』と、まるで心の中を見透かすように話す。スピーチも上手で、東日本大震災のときは、全社員を前に『We Are the World』を流しながら熱いスピーチをして、号泣する社員もいました」

オイシックスの髙島宏平社長 ©時事通信社

「頭悪すぎる」「バカなんじゃない?」と社員を“激詰め”

 他方、その熱血ぶりが社内に軋轢を生むことも。別の社員が語る。

「自分で何でもできてしまうからか、社員を『頭悪すぎる』『バカなんじゃない?』などと“激詰め”し、パワハラだと指摘する社員もいます。また、飲み会で女性社員に『エッチのときはメガネをかけるのか』と尋ね、周囲はドン引きしていました。髪の薄い取締役を『ハゲ』といじるなど、時代に合わない発言にヒヤヒヤさせられる社員も多い。コンプラ研修をしてもピンと来ていないようで……」