ほとんどアドリブだったシーン
──共演された南沙良さんと吉田美月喜さんは同世代です。ご一緒されていかがでしたか。
出口 南さんとは2019年にドラマ『ココア』で共演したのですが、オムニバス形式でほとんど同じシーンもなく、ふたりともドラマがはじめての経験だったこともあって、あまり話せなかったんです。
本作で久しぶりにお会いできて、あらためて「こんなにチャーミングな方だったんだ!」と感激しました。
吉田さんとは「はじめまして」でした。取材などで言葉に詰まるとサッと助けてくれるなど、“しっかり者”という印象です。
──3人の、お互いを尊重しながら絆を深めていく関係性が素敵でした。撮影現場でも3人で演技や役作りについて相談されたのでしょうか。
出口 役作りについて深く考えるというよりは、3人で一緒にいるときの温度感を大事にしながら、自然と出てくるものを感じながらお芝居していました。
実はアドリブもすごく多くて、同好会の「オール・グリーンズ」という名前を決めるシーンも、ほぼアドリブなんです(笑)。
──そうだったのですね! では、現場の雰囲気も和やかでした?
出口 そうですね。スタッフさんたちも皆さんすごく仲が良くて、学校の休み時間のように居心地のいい現場でした。
もちろん本番カットのときはそれぞれの役に真剣に向き合いますが、カットがかかると、南さんと吉田さんと一緒に、お菓子を食べたり、おしゃべりしたり。撮影が長引くと、ちょっと居眠りしたりして、まるで本当に同じクラスで休み時間を共有しているような楽しい空間でした。
──撮影中大変だったことはありますか?
出口 朴秀美を追いかけて走るシーンですかね。私はずっと学生時代帰宅部でしたが、昔から走るのは割と得意だったので、美流紅が「陸上部のエース」という設定でも「大丈夫」となんとなく思っていたんです(笑)。でも、本番で結構走る量が多かったので、思いのほか大変でした。
その撮影をした日は私の誕生日で。たくさん走りましたが、今思えば楽しい想い出です(苦笑)。

