日本経済の中心地、東京・丸の内から“マル秘”財界情報をくわしくお伝えする『文藝春秋』の名物コラム「丸の内コンフィデンシャル」。2026年2月号では、特別編として「丸の内コンフィデンシャル名鑑」をお送りします。日本企業の次世代リーダーを似顔絵付きで一挙紹介します(イラスト・竹田嘉文)。
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2025年は日本経済にとって画期となる1年だった。10月31日には日経平均株価が史上最高値となる5万2411円を記録。金融や製造業、ITをはじめ幅広い業種で上場来高値を記録する企業が続出した。他方、インフレ率は3%に達し、日本銀行によるマイナス金利解除で「金利ある世界」を迎えた。「失われた30年」と言われた停滞期に別れを告げ、再び成長軌道に向けて歩み始めたと言える。
そんな中で注目されているのが、高市早苗首相の経済政策である。日本成長戦略会議で「17の戦略分野」を選定。AI・半導体や防衛産業、航空・宇宙、造船、情報通信などに重点的に投資することを決めた。
今後、成長が期待される日本経済を牽引するのはどんな経営者か。連載「丸の内コンフィデンシャル」特別編では各企業の社長候補に加え、10年、20年後の未来を支える次世代リーダーの力量と素顔に迫る。
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昨年、トランプ関税による影響を大きく受けた自動車業界。トヨタ自動車(佐藤恒治社長)では、「ウーブン・シティ」を手掛ける戦略子会社に飛ばされていた近健太氏のCFO(最高財務責任者)復帰が業界を驚かせた。子会社には、豊田章男会長の長男・大輔氏が在籍しており、“後見人”を務め上げたことで復権。いまやトヨタの社長昇格も囁かれる。
