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眞子さまご自身が綴られた「お気持ち」文書がヒントに
眞子内親王と小室さんの結婚の行く末について考えるとき、結婚延期に際して眞子内親王自身が綴ったという「お気持ち」の文書がヒントになる。予期せぬ報道が出たこと、準備不足であったことを結婚延期の理由として挙げて、文書全体から「結婚の意思に変わりはない」ことをにじませたのは、天皇による裁可の重みを認識していたからであろうか。
ただし、結婚延期後の世論の流れからは、天皇の許可を盾に婚約を必ず実行しなければならないという動きがあった「宮中某重大事件」のときとも、それを守らなかった当事者を処分するという事態まで起きた「久邇宮婚約破棄事件」のときとも、その重みが異なっているようにも見える。眞子内親王のケースでは、世間からの逆風があまりに強く、場合によっては小室さんとの破談もあり得るという見方すらある。
明仁天皇による裁可を重く受け止めれば
このように天皇の「裁可」=許可は、時として利用されながら、皇族の婚約や結婚を大きく左右してきた歴史的背景がある。裁可をどう捉えるか、時の政権や宮内庁の見識が問われているとも言える。明仁天皇による裁可を重く受け止めれば、今回もその重みから婚約破棄までには至らないと私は思うのだが、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。