日本中に眠っている個性的な物件・住宅を紹介している、チャンネル登録者数75万のYouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』。
そんな人気チャンネルを運営している中の人に、スモールハウス物件について話を聞いた。(全5回の1回目/続きを読む)
◆◆◆
――今回は京都の「わずか9坪の町家」をリノベーションした物件を見てきたそうですね。
ゆっくり不動産(以下、ゆっくり) 9坪という小ささを逆手にとった、濃密で個性的な空間が広がっているのではと期待して向かいました。
「こ、これは洞窟やないかい」玄関から広がる異世界
――実際に現地に到着されて、外観の印象はいかがでしたか。
ゆっくり 路地裏の突き当たりに佇む姿がまず可愛らしくて。フルリノベーション済みですが、格子デザインなどから町家の風情と格式が感じられました。
――そして、中へ入ると「洞窟」のような世界が広がっていたと。
ゆっくり まさに。玄関の扉を開けた瞬間、「こ、これは洞窟やないかい」と思わず声が出ました。
壁が漆喰仕上げで、天井がアーチを描いているんですが、本当に洞窟を思わせるデザインで。斜めに貼られたタイルと土間もこだわりを感じる、ギャラリーのような空間でした。
――収納にも驚きがあったとか。
ゆっくり 下駄箱です。玄関は奥行きがないのですが、壁をうまく利用して収納スペースを確保していました。見事なアイデアだと感心しました。
――特に目を引いたのは何でしょうか。
ゆっくり まず4連の引き戸です。御簾戸(みすど)に近いもので、元々の建具をリユースしているそうです。今の時代にオーダーしたら、とんでもない金額になるような繊細な作りでした。
――居室の奥には、可愛らしいアーチ型の襖がありました。
ゆっくり 襖の先は3畳の和室で、こぢんまりとして非常に落ち着く空間です。静かな気持ちでクリエイティビティを発揮できそうだなと(笑)。
――9坪という限られたスペースに、水回りもコンパクトに収まっているのですね。
ゆっくり 引き戸の右側が水回りでした。通称「女優ミラー」の洗面台の奥にユニットバスがあり、浴室乾燥機も付いていて設備は申し分ないグレードでした。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。



