日本中に眠っている個性的な物件・住宅を紹介している、チャンネル登録者数75万のYouTubeチャンネル『ゆっくり不動産』。
そんな人気チャンネルを運営している中の人に、スモールハウス物件について話を聞いた。(全5回の5回目/最初から読む)
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――今回の物件はわずか1日で完成する3Dプリンター住宅。非常にユニークなデザインの住宅で、まるで宇宙船のようですね。
ゆっくり不動産(以下、ゆっくり) この10平米モデルは「スフィア」というタイプです。設計は日本、米国、オランダ、中国の共同開発で行われており、デザインはNASAの火星移住プロジェクトを手掛けているデザイナーが担当したそうです。デザインが他にない独特なもので、目を引きますよね。
――球体に近い構造には、何か理由があるのでしょうか。
ゆっくり この球体のような構造は、物理的に揺れを吸収してくれる特性があるようで、耐震面は日本のエンジニアが担当しており、日本の建築基準にしっかりと合わせています。
――この住宅は3Dプリンターで、わずか24時間未満で完成すると伺いました。施工プロセスはどのようなものなのでしょうか。
ゆっくり 専用の3Dプリンターに設計図のデジタルデータをインプットし、ノズルからコンクリートを何層も積み重ねて各パーツを出力します。その後、クレーンでパーツを組み立て、壁の空洞部分に鉄筋や断熱材を入れながら、床や電気工事などを同時に進めていきます。
「車を買い替えるように家を買い替えられるようにしたい」価格は300万円
――そして、最も驚いたのが価格です。この10平米モデル「スフィア」は300万円とのこと。
ゆっくり そもそも、この事業を始めたきっかけが「30年の住宅ローンを本当に払い続けられるのだろうか」と考えたことだそうです。日本の住宅ローンの平均完済年齢は73歳で、定年後も返済が続いている方が多いのが現状なので。
――確かに、住宅ローンは多くの人にとって大きな負担です。
ゆっくり 30年という画一的なローンをなくしたい、車を買い替えるように家を買い替えられるようにしたい、という思いで開発に踏み切ったそうです。
――素晴らしいコンセプトですね。「スフィア」はすでに販売されているのでしょうか。
ゆっくり はい、10平米モデルは限定6棟で先行販売し、すでに完売しているそうです。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。



