企業決算でも、四季報でもない……投資家が見るべき「ある資料」とは?
それが「経済財政諮問会議」、そして、それをまとめた文書「骨太の方針」です。ぜひGoogleで検索してみてください。
この「経済財政諮問会議」をざっくり言うと――「日本の経済・財政政策の司令塔」ともいえる会議です。総理大臣が議長を務めて、内閣の中でも特に重要なメンバー(財務大臣や経済財政政策担当大臣など)、それに民間の有識者が集まって、日本の経済の大きな方向性を決める場なんですね。
その大きな方向性が決められて文章になったもの――この国のお金の流れの法則として最重要、最高ランクに位置付けている文章――が、「骨太の方針」です。これが毎年6月に発表されます。この「骨太の方針」は、翌年の予算編成や税制改正の土台になるので、ここで記載されている内容が実際に日本の暮らしや企業活動に直結しています。まさにお金の流れの法則の頂点に君臨していると言っても過言ではないのです。
ここでの議論で社会課題を掲げ、その課題解決に国のお金(税金)を使うことが決まります。だから、「骨太の方針」には、どの分野に税金が投入されるかが、明確に示されているんです。日本経済は「骨太の方針」にのっとって動いています。これにあわせて、大切な資産を投資していくこと――どの企業を「推し」として選ぶのかが、投資家として成功するうえで最重要ポイントになってきます。
じつはこの経済財政諮問会議というのは、毎年1月から第1回の議論がスタートして、だいたい毎年17回ほど開催されます。何がありがたいかと言いますと、じつはこの経済財政諮問会議で議論された内容、つまり議事録やそこで提出された資料などは、すべて内閣府のホームページに公開されているということです。
私などは番組で様々な事象についてコメントを求められますが、私のファクトチェック用としても、ここで問題提起されている内容や議論されている資料は、非常に有効です。皆さんのお仕事でもプレゼン資料を作成する際、この経済財政諮問会議で議論されている資料をベースに作成されると、説得力が格段に上がるのでオススメです。
「じつはこの資料は内閣府の経済財政諮問会議で議論されている内容なのですが……」なんて言うと、どうですか? 「おっ!」という感じになりませんか?



