「洋食店に2人きりで来店」肩を組んで歩く姿も…

 領国経営の才を持ち、優れた外交手腕で、大大名たちと友好関係を築くのに長けていたという秀長。仲野自身も交遊関係が広いことで知られている。

「映画『すばらしき世界』で監督を務めた西川美和さんは、仲野さんの人に好かれる特異な才能を、『妖怪・人たらし』と呼んでいたほどです」(同前)

 今作で竹中半兵衛を演じる同い年の菅田将暉との関係は深い。仲野の行きつけの高円寺の洋食店「ニューバーグ」の店主が明かす。

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「太賀さんには若い頃からよく来てもらっていて、いつも召し上がるのはハンバーグにコロッケやスパゲティが付いたBセット。菅田さんと2人でいらしたこともありました」

 池松とも長年の付き合いで、現場では、

「2人で肩を組んで歩くなど、本当の兄弟のようです」(前出・佐多氏)

印象的なキービジュアル(番組HPより)

 ドラマで考証を担当する大森洋平氏も、2人の息のあった演技を評価する。

「掛け合いが上手なので、台本を読んだだけではわからなかった、漫才のような面白さを表現できている。もちろん笑えるシーンだけでなく、シリアスな場面では、兄は弟を思い、弟は兄を思う真情を、巧みに表現されています」

竹中直人との“怪演バトル”も

 前出の佐多氏は豊臣兄弟が、ある大物俳優と対峙する場面が非常に印象に残っているという。

「曲者の戦国武将・松永久秀を演じる竹中直人さんとの共演シーンです」

 かつて大河ドラマ『秀吉』で主演を務めた竹中。独特の間や声、表情で唯一無二の世界観を作り出すことから“怪優”と呼ばれる。

『軍師官兵衛』でも秀吉を演じている竹中

「人が亡くなるシーンなのですが、竹中さんのユーモラスなイメージが吹っ飛ぶほど、冷徹な怖さが滲み出ていた。しかし、それに対して、若い2人も竹中さんの怪演に飲み込まれることなく、鬼気迫る演技をしていたのです。リハーサルを2、3回見ましたが、その都度、少しずつ表現する怖さの度合いが違うことにも驚きました」(同前)

 撮影現場で生まれていた、ハイレベルな“怪優バトル”。軍配は妖怪と怪優、どちらに上がるのか。

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