「もう十分、これ以上は無理」
エッセイ集『生病検査薬≒性病検査薬』の「A型、さそり座、30歳」という章には、30歳を迎えた時期の正直な気持ちが綴られている下りがある。
もう十分、これ以上は無理で、維持するのも難しい。残された選択肢は、嫌。
かといって、他にやりたいことも別にない。あったとしたら夢のような理想だから、それこそかなり無理だし、人に言ったら笑われちゃう。
(中略)このまま進むと予定では哀しい三十一歳、厄年をむかえ、婦人科の病気で入院。子供の産めない身体になって嘆くんだ。女としての意味を勘違いしてたことを、子供の産めないつらさに、がびん、ちょびん、ハゲちょびん。
以前から、芸能界には長くいられないだろうという発言を繰り返していた飯島愛だが、既に大物芸能人の一人という地位にありながら、こうした心情を抱えていた。
そして『生病検査薬≒性病検査薬』の最後の章「がびん、ちょびん、はげちょびん」(このフレーズが気に入っていたようだ)では、体調と精神状態の悪さも吐露している。
つまらない。
この半年、全てにおいてやる気がない。
体調が悪くて、寝起きからずっとけだるく、風邪でもないのに普通に熱っぽいの。
嫌いな病院に何度も足を運んだり、人間ドッグにだって入った。
検査結果に異常はなく、むしろどこも悪くないと言われるの。
それでも微熱は続くし、身体はだるい。
(中略)この世界に入って、十年位になるんだけど、正直、飽きた。同じコトしてたら何でも飽きるじゃん。
生活のために働いてるんだよね、今さら生活レベルを落とすのはイヤだからね。
でも、頑張ってないよ。
皆、誰でも、どんな職業でも、上をめざすでしょ? 「さらなる次の場所をめざして」と、マネージャーやスタッフはお尻を叩くんだけど、やりたいと思わないから頑張れない。進まないんだよね、私。
