2023年11月にはホストクラブが立ち並ぶ新宿・歌舞伎町を視察しました。“ホス狂い”へと陥れられ、売春に追い込まれた女性が多く客待ちしていると言われる大久保公園も回り、記者たちを前に「悪質な営業手法は徹底的に取り締まる」と宣言しました。今国会においては、女性客を風俗店に斡旋するスカウト行為に対する規制、無許可営業への罰則強化などを盛り込んだ、改正風俗営業法も成立しています。

悪質ホストが蔓延る歌舞伎町を自ら視察 Ⓒ時事通信社

温めてきた「仮装身分捜査」

 トクリュウに対抗すべく、新たな捜査手法も打ち出しました。きっかけは、昨年夏以降に頻発した連続強盗事件です。この一連の「闇バイト強盗事件」では、神奈川県横浜市の75歳の男性が殺害されました。実行犯はいずれも闇バイトに応募した若者たちです。実行犯は着実に逮捕し、闇バイトの危険性もメディアを通じて広報してきましたが、指示役を捕まえなければ解決しません。そこで闇バイトの募集方法を逆手に取ることにしたのです。

 それが「仮装身分捜査」です。警察官が架空の人物の運転免許証などを使って闇バイトに応募し、実行役に成りすまして犯罪グループの指示役等とコンタクトを取りながら捜査をする手法です。

ADVERTISEMENT

 実はこの捜査手法は「いつか必要になるだろう」と、かねてから温めていたアイデアでした。

この続きでは、仮身分捜査を導入するまでの経緯を露木氏が語っています〉

※本記事の全文(約8800字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」に掲載されています(露木康浩「警察庁長官、トクリュウと闘う」)。全文では、下記の内容をお読みいただけます。
・岸田首相に鉄パイプ爆弾が
・「ルフィ事件」捜査の内幕
・サイバー特捜隊を創設

※2年目から通常価格の10,800円(税込)で自動更新となります。
※お申し込み画面で年額プランをお選びいただき、プロモーションコード「NHRG9MBPM6」をご入力いただいても同じ割引が適用されます。

次のページ 写真ページはこちら