フジテレビ騒動に思うこと

 昨今のフジテレビ騒動では、米ダルトン側が不動産と放送の切り離しを提案したり、本業は何かを問うていた。テレビ局が不動産で稼いでいるのはおかしいという話だ。それには、つくづく投資家視点だなという印象を抱く。

ABEMAも黒字化を果たした藤田晋会長 ©文藝春秋

 テレビ事業は社会的な影響力、災害報道などの役割、あらゆる産業分野との繋がりなど数字に現れない価値がある。365日、安定した報道や競争力のあるコンテンツを届けるために、傍らで安定収益源を確保しておきたいと考えるのは、責任ある経営者として至極まっとうだ。

 もはや地上波テレビがすごく儲かる時代ではないし、見ての通り不祥事にも脆い。もし仮に不動産のような安定収益を手放せば、その後の経営の舵取りは本当に厳しいと思うんだけど。

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