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漁業の未来は…
自営漁業経営者は十分な経験を積んだ後で自立して到達する地位で、例えば息子が跡を継ぐ場合でも、多くは数年間、親子で操業する時期を経験してから代替わりするのが一般的です。自然相手の産業である漁業では、柔軟な判断や臨機応変な行動など、機械化できない部分が依然として多く存在し、そこはどうしても人間の経験値に頼らざるを得ません。それは実際に操業を手伝うことでしか得られないものです。
もちろん、機械化は生産性向上に大きく貢献し、今後も進められるべきものです。若者を漁業に着業させていく上でも、機械化による船上労働の負担軽減や操業時間の短縮は大切です。
しかし、技術の習得や担い手育成という面ではマイナス効果もあるようです。機械化を進めながら、他方で技術習得の機会や経験をいかに漁業後継者に提供していくのかがこれからの課題です。