2歳児用おむつが履けるほどガリガリに

 緒方と妹の娘が電気コードで絞殺し、A子さんが足を押さえていた。その後は妹の娘への虐待が加速し、彼女が2歳児用おむつが履けるほどやせ細ると、松永は家族のところに行こうと説得。

 6月、彼女は自ら弟が殺害された場所に横たわり目を閉じたという。その首に緒方とA子さんが電気コードで絞めて殺害。こうして緒方一家の6人が完全にこの世から消えてしまった。

悪夢の終わり

 悪夢の終わりは2002年の冬。同年1月30日、最初に殺害されたBさんの娘で当時17歳になっていたA子さんが隙をつきマンションを脱出、北九州市内の祖父母の家に逃げ込んだ。

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 が、そのことを知った松永は祖父母宅を訪ね、A子さんがシンナーを吸ったり、金を盗んだりと非行に走っていると説明、強引に彼女を取り戻す。連れ去られる前、彼女は「おじさんの話は全部嘘、迎えに来て」とメッセージを残すも、その願いが叶えられることはなく、マンションに戻ると緒方から首を絞められたり、通電を受けたりするなど激しい拷問を受ける。

 このとき、A子さんは自分の血を用いて「今後二度と逃げ出さない」と誓約書を書かせられ、さらにはラジオペンチを使って自分で右足の親指の爪を5分以内に剥がすという罰を与えられたそうだ。