「女性用風俗」では何ができる?

 女性客が利用したい日時と場所、指名する男性セラピストをメールで伝える。男性セラピストの空き状況を確認し、「OK」の返信をする。デリヘルは嬢の細かい出勤管理が必要だが、女性客にはフリーで遊ぶという概念はなく、完全予約制のため男性セラピストのスケジュール管理はパソコンひとつで事足りるという。

 そのためプレイルームや待機場がいらないことからコスト削減につながる。広告宣伝費にしても、女風は出向先が少なく数万円だ。

写真はイメージ ©getty

 しかし、あす香さんは、こうした開業資金の安さから女風ははじめやすいとする一方で、「男性向け風俗と比べて市場規模が3分の1以下で儲けは少ない」と話すのだった。いったい、なぜ。

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 男性と女性の生殖器の違いにこそ、需要を読み解く鍵があるとわかったのは、さらに話を聞いてからだ。

男性用風俗との「明確な違い」

 男性の精子は1日に1億2000万個製造される。対して28日周期で排卵される女性の卵子は、もともと数が決まっていて減る一方だ。

 こうした性欲構造の違いは、フリーや団体客を受け入れて数を稼ぐことにつながらない。

 女性も刹那的に快楽に溺れるばかりだと思っていたのだが、短期間でのリピートはなく、あっても早くて2週間後だと聞いて、そのビジネス構造が根本的に違うのだと気づかされた。

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