ミスの回数を集計して共有
なんとモームリの職場で「モームリ!」な事態が起こっていたというのだ。Aさんによれば、皆が聞こえる場で社長が社員を叱責することは日常茶飯事。さらに社員らを苦しめたのが、グループLINEで共有される「失敗リスト」だった。元従業員のBさんが語る。
「毎日社員のミスの数を集計して、社内の全体LINEで共有された。ミスの多い社員は赤字で強調されていて、まるで吊し上げ。仕事をするのが怖くなり、無理だと思って辞めました」
「週刊文春」はそのLINEを入手。そこでは谷本氏が部下をこう叱責している。
〈人間だからミスはある。でもさ、これって異常じゃない?〉〈原因は何? やる気がないのか、仕事をなめてるのか、開きなおってるのか〉
添付された「ミス.pdf」というファイルには、日付とともに20名余りの従業員の名前が羅列。さらに「LINE対応ミス」「返金引き継ぎ忘れ」などの失敗が、1、2などの回数と一緒に記されていた。
労働問題に詳しい佐々木亮弁護士は、こう指摘する。
「叱責、注意を大勢の面前で行うのは、パワハラに当たりやすい。LINEも同様で、多くの目に晒すやり方は、パワハラに該当する。ミスを集計するのも同様の問題があります」
そんな職場環境に耐えかねた元従業員のCさんは別の退職代行を使って「モームリ」を退職した。
「叱責が怖くて、辞める人は後を絶ちません。すでに5人が退職代行を利用してモームリを辞めています」
しかし、問題はそれだけに留まらない。元従業員Dさんが重大な違法行為を明かす。
「モームリは弁護士に依頼者を斡旋し、成約後は3割相当の金額をキックバックさせて受け取っています。これは問題ではないでしょうか……」
