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「好きなAV女優は?」とトンデモ質問、「じゃあマスク取ってもらえる?」と顔を確認…本当にあったヤバい面接

2022/09/13

genre : ライフ, 社会

 就活生にとって勝負の夏が終わろうとしている。2023年3月卒卒業予定の大卒求人倍率は1.58倍で、7月時点での大学生就職内定率は83.3%となっている。

 現在の大学生の就活スケジュールは一般的に「3月会社説明会6月選考開始」となっているが、昔と違い採用試験のオンライン化やインターンシップを導入する企業が増えるなど、採用手法やスケジュールは大きく様変わりしている。

 ただ、そんな中でも変わらないのが「面接」だ。圧迫面接やセクハラなど毎年のように問題になる話題ではあるが、そんなヤバい面接の体験談を聞いてみた。

『じゃあ、スベらない話をしてください』といきなりムチャブリ

 ヤバい面接と言えば特に逸話が多いのがマスコミ業界。かつては若者の人気を集めていたものの、現在は時代の波に乗り遅れて業績も志望する若者の数も右肩下がり。それでも昔から続いた体質は簡単には変わらないようだ。10年以上前に中堅出版社の面接を受けた女性(35歳)が、コンプラ意識などまったくなかった当時の面接の様子をこう語る。

©iStock.com

「この出版社はスキャンダル系やギャンブル系の雑誌を作っていました。面接にはスキャンダル系雑誌の編集長が同席していたんですが、いきなり『あなたはこれまで万引きしたことがありますか?』と質問されて面喰いました。万引きなんてしたことは無かったし、もしやったことがあっても正直には言いませんよね。当然、『ありません』と答えましたが、編集長はなぜか執拗にこの質問を続けてきた。『え~嘘でしょ。誰でも1回くらいはしてるよね。ここはそういうの喋ってもらっていいから』と引っ張られ、どう答えたらいいか分からず戸惑いました。

 他にも『じゃあ、スベらない話をしてください』といきなりムチャブリされたり、『あなたの好きな芸能人、嫌いな芸能人を教えてください』『では、好きなAV女優を教えてください』なんて質問もありました」

 もともと編集や記者志望だったこともあって、彼女自身は「面白い面接だなあ」と特別気にもしていなかったそうで、無事、面接をクリアして入社している。数年後、面接官を担当していた編集長に当時のことを聞いてみたところ、「僕も忘れてません。あの頃はなぜか面接でも何かトガったことを聞かなければと思い込んでおりました。お恥ずかしい限りで……」と小さくなっていたという。

業務にかこつけたプライベートに関する質問でセクハラ

 同じく以前に小さいデザイン事務所のクリエイティブ職として採用試験を受けた34歳の女性は露骨なセクハラ面接を経験したという。

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