ミラノ・コルティナ五輪で自身4度目の大舞台に挑む、スキージャンプの高梨沙羅選手(29)。2月7日(現地時間)の個人女子ノーマルヒルで13位、10日の混合団体では、この種目初となる銅メダルを獲得した。15日には個人女子ラージヒルが控えている。

4度目の五輪出場となる高梨沙羅 ©時事通信社

 SNSでは競技の行方とともに、「女優みたい」「トレンドを押さえたメイクでかわいい」「競技後でも崩れないのがすごい!」など、その“メイク術”にも熱視線が注がれている。

「自分の好きなものを身につけて練習することによって、気持ちを高めていける」という高梨選手のメイクには、どのようなこだわりが詰まっているのか? メイク指導やイメージコンサルタントなど多数の資格を持つ美容クリエイター・渡辺茉優子さんに、そのポイントを分析してもらった。

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一番の特徴は、印象的な“束感まつ毛”

 渡辺さんが高梨選手のメイクにおいて「最も印象的なポイント」と指摘するのが、まつ毛だ。

「どのメイクのときも、長めにしっかりと上向きに仕上げていますね。まつ毛同士をくっつけた“束感まつ毛”も特徴で、ここ数年は特によく取り入れられています」

2024年5月のインスタグラムの投稿より

 “束感まつ毛”の効果とは?

「束感まつ毛にすると目に光が入りやすくなり、瞳がキラキラして見えます。また、まつ毛の縦の長さが強調されるので、瞳が丸く大きく見える効果もあります。韓国アイドルによく見られる手法で、高梨選手のメイクがたびたび『韓国風』『オルチャン(=韓国語で「かわいい女の子」)メイク』と言われるのも頷けます」

アイラインでオンオフを使い分け

 アイラインの引き方にも注目。過去の写真と比べると、その変遷が見て取れるという。

銅メダルを獲得した2018年の平昌五輪。アイラインは濃いめ色を使って目尻をはね上げ強めの印象に ©JMPA

「2018年の平昌五輪当時は、濃い目のブラックを使って目尻をはね上げるように、しっかりと太めに引いていました。いわゆる“猫目メイク”と呼ばれる、キリッとした強気な印象ですね。一方最近は、少し薄めのカラーを使用してはね上げも控えめにし、柔らかい雰囲気に仕上げている印象です。特に記者会見やオフの写真ではよりナチュラルで、競技の時とオンオフを使い分けているのかもしれません」

 これは現在の流行とも合致しており、「猫目メイクよりも、目の幅に沿ってやや長くラインを引き、目を横に広く見せるのが今のトレンド。流行をうまく取り入れています」と解説する。