日本経済の中心地、東京・丸の内から“マル秘”財界情報をくわしくお伝えする『文藝春秋』の名物コラム「丸の内コンフィデンシャル」。最新号からダイジェストで紹介します。
契約至上主義の陥穽
プルデンシャル生命保険が前代未聞の不祥事で揺れている。107人の社員・元社員が、503人の顧客から約31億円を不正に受領したことを発表。間原寛社長が引責辞任し、後任にはグループ会社の社長を務めた得丸博充氏が就いた。
架空の投資話や個人的な借金など手口は多種多様で、1991年から昨年までの30年超にわたって続けられ、金融庁幹部は「悪質性は際立っている」と怒りを露にする。
31億円のうち、23億円は返金されておらず、同社は「お客さま補償委員会」を通じて返金の可否を検討するとしているが、ある契約者は「担当者が顧客に連絡するのが最低限のマナーだが、そうした対応は取られていない。不誠実極まりない」と憤る。
だが、それもそのはず。同社の営業はいわゆる「一人親方」だからだ。「同僚とはいえ、他人が起こした不祥事を、自分事として頭を下げるライフプランナー(LP)がいるわけはない」(元幹部)。
LPとは保険を売る営業担当者のことで、不祥事が発覚して以降、極端な歩合制や派手な私生活、果ては枕営業の実態まで報じられたが、元幹部は「全社的な不正の温床にはLPの採用体制がある」と指摘する。
※この続きでは、営業担当者の採用基準についてプルデンシャル生命保険の元幹部がコメントしています。約5400字の全文は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年3月号に掲載されています(丸の内コンフィデンシャル)。全文では下記の内容をご覧いただけます。
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出典元
【文藝春秋 目次】芥川賞発表 受賞作二作全文掲載 鳥山まこと「時の家」 畠山丑雄「叫び」/忖度なき提言 高市首相の経済政策/緊急座談会 暴君トランプの新帝国主義
2026年3月号
2026年2月10日 発売
1650円(税込)
