「たばこをポイ捨て、唾を吐く」「注意したって無駄」
「タクシーに比べ規制が緩やかで参入障壁が低いハイヤー業界に、中国系の白タク関係者が流れています。ハイヤーとは名ばかりで、タクシーよりも安価な料金設定にして、白タク同様の違法営業を続けている。
客引きは、観光客に声をかけていますが、無許可であれば、正当な理由なく空港内に入った建造物侵入の罪に問われる可能性が高い。また、予約客しか乗せることができないハイヤーで客待ちをすれば、道路運送法に抵触する、明らかな違法行為となる」
違法ハイヤーの被害は、日本のタクシー運転手や空港関係者以外にも及んでいる。空港近くのコンビニの店員にも話を聞くと、吐き捨てるようにこう嘆いた。
「白タクの迷惑駐車がなくなったら今度はハイヤー。客待ちのついでに、トイレやたばこ休憩で使われるんです。駐車場がハイヤーで一杯になり、他のお客さんから車が止められないとクレームが来る。たばこをポイ捨てしたり、唾を吐かれたり……注意したって無駄です」
違法ハイヤーの所属会社を直撃すると…
その後も、記者は空港内で声掛けをしている“違法ハイヤー”を複数確認。そのうちの1台が、千葉県北西部のハイヤー会社所属の車であることを特定した。事実確認を行うべくその会社に電話で直撃すると「日本人の総務担当者」を名乗る女性が応対した。
――あなたの会社の人間が成田空港で迷惑駐車や違法な客引きを行っている様子を確認したのだが。
こう切り出すと、女性は中国語なまりの強い日本語でまくしたてた。
「うちでは違法行為はするなと(ドライバーに)言ってあるので! 本当にうちの車? 証拠があるなら見せて!」
こういうと、「後で日本人の担当者から連絡をさせる!」といって、一方的に電話が切られた。その後、この会社からの連絡は途絶えた。
「中国系白タク」は「違法ハイヤー」に姿を変え、今なお日本の玄関口をむしばみ続けている。
