外国人ゲストを意識したサービスとは?
大阪のホテルを見ていると、他都市と比べてもインバウンドの取り込みを強く意識している感じがある。例えば、大阪駅前の好立地で知られる「ヒルトン大阪」では、この春、「モダンリビング」をコンセプトにエグゼクティブラウンジが新たにオープンした。自宅のリビングでくつろいでいるような居心地の良さが特徴。以前から外国人ゲストの利用が目立ったというが、少し手狭感もあったという。改装後は2倍の広さに増床したことで、ゆったり過ごせると各国のゲストからも好評だ。
ラウンジの利用は、エグゼクティブフロアおよびスイートルームに滞在中のゲスト、ヒルトン・オーナーズの上級会員が対象となり、朝食・軽食・夜のオードブルや飲み物が無料提供される。実際に出向いてみると常駐のゲスト・リレーションズ・オフィサーがきめ細やかなサービスでサポート、外国人ゲストの満足度も高いだろう。
「コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーション」も、エグゼクティブラウンジが魅力的。エグゼクティブフロアのゲストとマリオットリワードゴールド会員以上のゲストが利用対象だが、こちらも外国人ゲストが多くを占める。19時30分~21時30分のカクテルタイムでは、アルコールにアペリティフ・スナックなどが提供される。また17時30分から19時30分のカクテルタイムには、なんとたこ焼きや串カツまで並び、興味津々でピックアップする外国人ゲストが印象的だった。
大阪で一番夜景がきれいなホテルとは?
一方、国内ブランドも元気なのが大阪。ホテル大阪ベイタワーから3月末にリブランドされた「アートホテル大阪ベイタワー」は、大阪で一番夜景がきれいと評される弁天町の高層ホテルだ。ロビーから客室までスタイリッシュな空間に生まれ変わり、インバウンドのゲストにも好評だという。他のアートホテルブランドの中でも特に注目のホテルといえる。