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外国人ゲスト増で絶好調 いま大阪のホテルがおもしろい理由<br />

外国人ゲスト増で絶好調 いま大阪のホテルがおもしろい理由

2018/08/15
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充実の朝食ブッフェも人気(クインテッサホテル大阪ベイ)

 新興ブランドとして注目されている「クインテッサ」も大阪での展開に力を入れる。昨年9月に新規開業した「クインテッサホテル大阪心斎橋」に加え、2018年3月1日にはハイアットリージェンシー大阪に隣接するデラックスホテルを「クインテッサホテル大阪ベイ」としてリブランド。ベイエリアは中心部から離れているが、意外な注目エリアとして訪日外国人旅行者にも人気だ。

ビジネスホテルの「アッパーブランド」にも注目

 ビジネスホテルのカテゴリーでも大阪は熱い。低廉型のビジネスホテル全国チェーンとして知られる「スマイルホテル」は、アッパーブランドとして昨年12月の「スマイルホテルプレミアム大阪本町」の開業に続き、今年7月14日に「スマイルホテルプレミアム大阪東心斎橋」を開業。国内のビジネス客、観光客はもちろん、インバウンドへもプレミアム感をアピールしている。

機能性と利便性に優れた宿泊特化型ホテル(スマイルホテルプレミアム大阪本町)

 一方、東京にあって大阪にない内資系ブランドとして思い浮かぶのが「プリンスホテル」と「ロイヤルパークホテル」だ。プリンスホテルはリニューアルで好評を博する「グランドプリンスホテル京都」が注目されており、ロイヤルパークホテルは4月13日に「ザ ロイヤルパークホテル 京都四条」と京都での開業がニュースになったが、いずれのブランドも大阪への進出は果たしていない。

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京の雅を意識した客室(ザ ロイヤルパークホテル 京都四条)

 大阪のご当地ブランドといえば「リーガロイヤルホテル」「阪急阪神第一ホテルグループ」が席巻、大阪の人々に圧倒的な人気を誇るだけに、進出のハードルは高いのだろうか。