「オリンピックっていいなぁ」


 日本時間11日、スキージャンプ混合団体で涙の銅メダルを獲得した高梨沙羅(29)。実は、あるスキルも上昇気流に乗っているようで……。

高梨沙羅。ノーマルヒル13位、混合団体銅メダル、ラージヒル16位で4度目の五輪を終えた

 スポーツ紙記者が語る。

「日本チームは、高梨をはじめ実力者揃い。小林陵侑(29)や二階堂蓮(24)が『沙羅ちゃんが緊張しているから』と積極的に声をかける姿が印象的でした。高梨は安定したジャンプで、日本の同種目初となる表彰台に貢献した。個人ではメダルに届かなかったものの、4度目の五輪を笑顔で終えました」

ADVERTISEMENT

 

 高梨への取材経験があるスポーツジャーナリストの折山淑美氏が語る。

「高梨選手らしい、力みがなく着地も安定したジャンプでした。彼女は真面目すぎて気負ってしまう面がある。今回もかなりのプレッシャーを背負っていたと思います」

 プレッシャーには理由があった。4年前の北京五輪。同種目で1番手を任された高梨がスーツの規定違反で失格になり、日本チームは4位に終わったのだ。高梨はインスタグラムに黒一色の画像と共に〈私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまった〉と綴った。

メダルに母親も大喜び

 4年前の悪夢を見事、振り払った高梨。4歳から中学生まで通っていたバレエ教室の板谷敏枝氏が喜ぶ。

「昔から責任感が強い子。わからないステップがあるとレッスン後に私を捕まえて納得するまで聞き、とことん練習していた。メダル獲得後、お母さんの千景さんに連絡をしたら『やっと北海道にメダルを持って帰れます!』と大喜びでした。私も、4年前のことはもういいじゃないって思うくらい感動しました」

 そんな高梨だが、ジャンプ力と共に“K点越え”しているのが“稼ぐ力”だ。