待ちに待ったTVアニメ『メダリスト』Season2が始まった。本作はつるまいかだによる同名マンガを原作に、フィギュアスケートに挑む少女とそのコーチが、オリンピックの金メダルという高い目標に向かって突き進んでいく姿を描く。プロスケーターの羽生結弦も称賛する本作の人気の理由は何なのか。
コーチ×選手の“二人三脚”が生むドラマ
小学5年生の結束いのりは、フィギュアスケートをしていた姉の実叶のように自分もフィギュアに挑戦したいと思っていた。姉妹でフィギュアというと浅田真央と姉の浅田舞が浮かぶが、2人いっしょにフィギュアを始めた浅田姉妹とは違い、いのりは姉よりも才能がないと親に思われ、習わせてもらえず、スケートリンクの受付のおじさんの親切でひとりこっそりと滑っていた。そのいのりが、明浦路司というコーチと出会ったことで一気にフィギュアの才能を開花させる。
まさにスポーツものの王道といったストーリー。選手とコーチの二人三脚という設定は、テニスだったら『エースをねらえ!』の岡ひろみと宗方仁、ボクシングなら『あしたのジョー』の矢吹丈と丹下段平といったマンガやアニメで有名すぎるくらい有名なコンビが頭に浮かぶ。どちらもマンガ、アニメの歴史に残る作品だ。『メダリスト』もその意味で傑作になる条件は出来ていた。
『メダリスト』の場合はそこに、共に“遅れてきた”選手とコーチが、底なしの情熱と終わりのない努力と持てる才能を注ぎ込んで、成り上がっていくというドラマが乗るからたまらない。何度も壁にぶつかっては、それを見事に乗り越えるドキドキとハラハラの連続に、誰もがいのりを、そして司を応援したい、支えたいと思うようになってしまうのだ。
