犯人の正体は…
その後、オードリーの部屋はベイリー・ボズウェル(当時24歳)とオーブリー・トレイル(同52歳)の共同名義で借りられていることが判明。オードリーがオーブリーの名をもじった名前である可能性が高まる。
警察はこの2人がシドニーの失踪に関与している疑いが強いとみて、リンカーンの街に配置された監視カメラの映像を確認。
結果、11月14日17時8分にオーブリーとベイリーがリンカーン市内のホテルにチェックインし、翌15日午前10時25分、シドニーの職場から遠く離れていない別のホームセンターに行き約30センチの鋸、カッターナイフ、3.8リットル漂白剤1ガロン、大量の黒いゴミ袋などを購入していたことが判明し、さらに約1時間半後の12時1分、偶然にもオーブリーとシドニーが店内ですれ違っている映像も見つかる。
こうした状況から警察はベイリーがシドニーを誘い出し、オーブリーと共謀して自宅アパートで彼女を殺害、死体を別の場所に遺棄した可能性があるとして、その行方を追った。
ベイリーは1993年、アイオワ州リヨンで生まれ育った。美人で高校時代はバスケットボール部で活躍する校内の人気者だったが、心には常に暗い影が差し込んでいた。
幼いころ実の父が殺され亡くなったことが大きなトラウマとなり、10代半ばから人知れず薬物を乱用。高校卒業後に結婚したものの、夫のDVが原因で離婚したことにより薬物への依存度は高まり、2016年には違法薬物の所持・使用で400ドルの罰金を科せられている。売買春専門の出会い系サイトでオーブリーと出会うのはこのころだ。
