接待ゴルフをテーマにしたコメディ『ロビー! 4000億円を懸けた仁義なき18ホール』(公開中)に監督、主演したハ・ジョンウ。『チェイサー』や『ベルリンファイル』など韓国のスター俳優であると同時に、映画監督としても活動をしており、これが3作目となる。
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ゴルフの日には、朝から晩まで同じ4人がずっと一緒
新進テック企業の社長チャンウク(ハ・ジョンウ)は研究者肌で世間知らず。ハイテク自動車充電システムを開発するが売り込みが下手で、会社は倒産の危機に。そこで4兆ウォン(約4000億円)級の国策事業に食い込むべくロビー活動としての接待ゴルフに繰り出すが、そこにはとんでもない人々が待っていた。売り込み相手である政府高官をドラマ「復讐代行人~模範タクシー~」やホン・サンス作品の常連として知られる名優キム・ウィソンが演じ、さらにSUPER JUNIORのメンバー、チェ・シウォンら共演者も豪華な、接待コメディだ。
――映画監督として『ロビー!』を撮ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
ハ・ジョンウ 2020年に全世界がコロナによってシャットダウンされましたが、実はその時に私は初めてゴルフをしたんです。そしてゴルフ場で出会った人たちが、とても興味深かったんですね。普段はすごく落ち着いた、おとなしい方でも、ひとたびゴルフクラブを握ると人が変わったようになる。それはもしかしたら負けず嫌いが高じてそうなったのかもしれないし、何がそうさせているのかはわかりませんが、まるで子供のように振舞うのを目撃して、とても興味深く感じました。
そして、人は何か話がある時に、しばしばゴルフ場に一緒に行くのだと知りました。朝集まって、朝食をとってゴルフをして、そしてランチを食べてまたゴルフをする。さらに夕食まで一緒にとる。1日中4人がずっと離れずに丸々一緒に過ごすという、このゴルフ独特の文化がとても面白いなと思ったんです。その朝、初めて会った人だとしても、ゴルフが終わる頃には親しくなっているんですから。そうやってゴルフを始めて自分が目撃したこと、経験したことをもとに、このゴルフ場という空間の中に多彩なキャラクターを入れて映画を作ったら、すごく面白そうだと興味が湧きました。


