旬な人が深くハマっている趣味について聞く連載。第21回は、『timelesz project』で最終審査に残り、その後ROIROMとしてデビューを果たした本多大夢さんが登場。人生をともにする保護猫への深い愛を伺いました。『週刊文春WOMAN2026創刊7周年記念号』より一部を抜粋・掲載します。

 

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 保護猫カフェ「ネコリパブリック東京お茶の水店」に到着するやいなや、本多大夢は靴を脱ぎ、床にしゃがみこんだ。ゴロリと寝転がり、目線を合わせて遊ぶ姿は、まるで自分も猫の仲間入りをしたよう。

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 2025年、オーディション番組『timelesz project』で、そのひたむきな姿が話題に。惜しくもデビューを逃すが、その後盟友・浜川路己と共にアイドルデュオ「ROIROM」として新たなスタートを切った。ステージ上で見せるクールなパフォーマンスとは裏腹に、彼が語る言葉には温かさが滲む。その優しさの源泉には実家で待つ2匹の家族、保護猫の「クロエ」と「マロン」の存在があった。

「最近、実家を出て一人暮らしを始めたんです。だけど、誰もいない部屋に帰ると、静かすぎて……。今までどれだけあの子たちに癒やされていたのか、その存在の大きさを痛感します」

 そんな本多の動物好きは幼い頃から。最初に家族として迎えたのは、生まれたばかりのドーベルマンだった。

「手のひらに乗るくらい小さくて、こんなサイズの命があるんだって衝撃を受けたことを覚えています。僕が高校生の頃に亡くなってしまったんですが……」

 

 その後、2匹のウサギと過ごした時期を経て、次に出会ったのが保護猫だった。家族4人で譲渡会を訪れ、生後半年のクロエを迎えたのが5年前のこと。

「30匹ぐらいいた猫ちゃんたちを触らせてもらったんですが、その中でクロエは長毛種ならではの上品さがあって、可愛いなぁって」