「久米さんはディレクターが作った特集をなかなか褒めることはない」

 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件を25年追い続け、『償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って』(文藝春秋)を1月に上梓した北海道放送報道部デスクの山﨑裕侍氏が、『ニュースステーション』での放送を振り返った。久米宏氏と元朝日新聞コメンテーターが、加害者取材に込めた意味を代弁してくれたという。その言葉とは――。(全2回の2回目/はじめから読む

【再犯、反省ゼロ…女子高校生コンクリ事件「加害者を追って」】加害者の共通点とは|主犯格が築いた疑似家族|加害者の母は「他人事」|刑務所と少年院「なぜ更生に差が」|厳罰化が再犯を防ぐのか【山﨑裕侍】

(初出:「文藝春秋PLUS」2026年1月25日配信)

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久米宏が反省会で言ったこと

 2000年11月、報道番組『ニュースステーション』は、集団強姦に関与し少年院送致となった元少年・Fのインタビューを放送した。

 文藝春秋PLUS収録の数日前に亡くなったキャスター、久米宏氏との思い出について、山﨑氏はこう語る。

山﨑裕侍氏

「久米さんとは、放送当日のやり取りしかないんですが。久米さんはディレクターが作った特集を褒めることはなかなかないんですけども、反省会で『非常に良かった』と言っていただいて、それは嬉しかったですね」