今や声優としてはもちろん、朝ドラに大河に民放主演ドラマにと、俳優としても確固たる地位を築いている津田健次郎。2023年には50代にして写真集『ささやき』を発売し、大ヒットを記録した。
そして今年3月14日には、声優活動30周年を記念した『津田健次郎 PHOTOBOOK since 1995』(講談社)を刊行する。『週刊文春』2026年3月19日号(3月12日発売)では、その未公開カットを含む厳選写真を巻頭グラビア5ページにわたって掲載している。
「お気に入りの一枚」や撮影の裏側、ジャカルタで出会った『遊☆戯☆王』ファンとの交流など、ツダケンの“今”を特別にお届けする。(全2回の1回目)
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50代で出した写真集が大ヒット「色気…ありますか?」
「調子に乗って、また出しちゃいました(笑)」
はにかみながらそう微笑む。今年3月14日に発売となる『津田健次郎 PHOTOBOOK since 1995』(講談社)。2023年に出版された『ささやき』に続き、50代で“140ぺージ超撮り下ろし”の写真集を2冊も刊行するのは、異例中の異例だ。
「『ささやき』のお話をいただいた時は、『えっ、このタイミングで? 僕、まだ写真集なんてやれますか?』と本当にびっくりしました。ファンの方でも喜んでくださるのか確信が持てなくて、当初はお断りしたくらいですから」
ところが、『ささやき』は発売前に重版が決定。“大人の成熟した色気”を堪能できる稀有な写真集として、大きな熱狂を巻き起こした。
「僕自身は『色気……ありますか?』という気持ちなんですけれども、そう言っていただけるなら、きっと少しは醸し出せているのかなと(笑)。思いがけない反響をいただけて、ありがたい限りです」
写真集の大ヒットからわずか2年半のうちに、津田は連続テレビ小説『あんぱん』の「編集長」こと東海林明役、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の滝沢瑣吉役などに次々と抜擢。お茶の間の知名度は飛躍的に向上した。
「今回のPHOTOBOOKでは僕の母校周辺でもロケをしていただいたんです。明大前とかお茶の水とか、路線沿いや駅前をふら~っと歩いて行って(笑)」
あまりに無防備に道端で撮影に臨む津田の姿を、「えっ、ツダケン!?」と二度見、三度見しながら通り過ぎる人も多くいたという。だが本人は、あくまでも自然体そのものだ。
「前回の『ささやき』とほぼ同じチームで作ってくださったので、とても安心感があったんですよね。もう本当に、ふわっとそこに居る、と言いますか。自由でマイペースな僕そのままの、等身大の雰囲気があらわれていると思います」

